最近では街並みの変化を調べるためにこれを活用する研究者や学生も増えているという。この先さらに50年、100年と続けば、まったく前例のない貴重な「街並みアーカイブ」になることだろう。

 世界中のストリートビューが見られるものだから、ついこれから行く旅行先を覗いてみたくなるのも人情だが、これをやってしまうと楽しみが減るから、私はつとめて自制しているつもりだ。

 ちなみに国防上の理由と思われる社会主義諸国やプライバシーを尊重するドイツやオーストリアなどでは見られないので、これらの地域は誰もが「行ってのお楽しみ」である。