説明が上手い人の特徴

 対して、説明が上手い人は相手が聞きたいことを中心に説明をします。先ほどの営業の場面であれば、簡単な製品の説明をしつつヒアリングを行い、自分たちがどのように役に立てるのかをひとつずつ話していくのです。

 製品の細かい説明はなくとも、相手が一番聞きたいことに合わせているため非常にわかりやすく相手に魅力が伝わるでしょう。

 これはお笑いの世界でも同じで、売れる芸人はテレビの打ち合わせなどで自分のネタの構造よりも、どこがお客さんにとって笑えるものなのかを簡単に説明できます。もしこれが、ネタの構造に終始してしまったら、「頑張って作ったネタのはわかるんですけど...」で終わってしまうでしょう。

 このようにして、説明は常に自分の言いたいことではなく「相手が聞きたいこと」に重点を置くことが大事です。

 シンプルなことですが、意外と見落としがちなことですので、ぜひ頭の片隅に入れておいていただけますと幸いです。