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総合商社の絶対的な王者、三菱商事の経営に異変が起きている。2025年の洋上風力発電事業からの撤退に加え、26年3月期の純利益見通しでは伊藤忠商事、三井物産に抜かれ、業界3位にとどまる見通しだ。では、そんな同社における世代間の「年収格差」はどうなっているのか。特集『5世代格差の残酷!主要100社26年版「20年間年収推移」氷河期、バブル…どの世代が損をした?』(全39回)の#1では、過去20年間の推移を10年刻みにして、三菱商事の5世代別の平均年収と主要100社内のランクを独自試算した。その結果、若手が厚遇されていることが判明。一方で、割を食い続けている「負け組世代」は?(ダイヤモンド編集部編集委員 清水理裕)
絶対的な王者の座が揺らぐ三菱商事
純利益の見通しでまさかの業界3位
総合商社の絶対的な王者として君臨してきた三菱商事の足元が揺らいでいる。中西勝也社長の肝いりだった国内洋上風力発電の政府公募案件においては、想定以上の建設コスト上昇などを理由に2025年8月、撤退を表明。さらに26年3月期の純利益見通しは7000億円にとどまり、伊藤忠商事(9000億円)、三井物産(8200億円)の後塵を拝し、業界3位に甘んじる状況だ。
そんな三菱商事といえば、超高待遇の企業として有名だ。年齢別に長期で年収を比べた場合、団塊・バブル期・就職氷河期・ゆとり世代のうち、どの世代が恵まれていたか?ダイヤモンド編集部は、過去20年間を10年刻みにして、三菱商事の「5世代の年収」と「主要100社内の年収ランク」の推移を独自に試算した。
対象としたのは、2000年代から現在までの、20~50代の現役世代から、60代と70代のOB世代まで。「それぞれの世代はこの20年で給料を幾らもらっていたのか」「その会社の中ではどの世代が得をしたのか」「日本の主要企業100社の中で、年収序列は高かったのか」。これらを徹底検証し、47項目のデータとして残酷なまでの格差をあぶり出した。
試算の結果、三菱商事は若手が恵まれていることが判明したが、その一方、割を食っている負け組世代は?次ページで確認しよう。







