カサカサ肌に「うるおい」を与える食べ物…亜麻仁油とエゴマ油、あともう1つは?【管理栄養士が解説】写真はイメージです Photo:PIXTA

寒くなって外気が乾燥してくると、肌の乾燥が気になる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は肌がカサカサにならないための栄養と食事についてお伝えします。(管理栄養士 岡田明子)

肌にいい「コラーゲン」の
正体は?

 肌を乾燥させる原因は、外気の乾燥以外にも、洗いすぎ、保湿不足、食生活の乱れなどさまざまです。食生活の改善は日々の生活ですぐに取り組めるので、手軽で効果が高いといえます。肌の潤いを構成する栄養素を含む食べ物を取り入れて、乾燥を改善していきましょう。

 肌のターンオーバー(新しい皮膚が生まれて古い皮膚がはがれ落ちるサイクル)を促進する材料がタンパク質です。肌の潤いといえば「コラーゲン」というイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、コラーゲンはタンパク質の一種です。皮膚や血管などに存在する繊維状のタンパク質で、体を構成するタンパク質の約30%を占めています。

 肌表面を保護する皮脂膜の成分は40%くらいがタンパク質です。タンパク質は他の栄養素を細胞に届ける役割も担っているため、健康な肌を作るためには欠かせない栄養素です。