猪瀬直樹都知事のイスタンブール批判、イスラム批判とも受け取られる発言の波紋が広がっている。

 トルコのイスタンブールは、2020年の夏季五輪開催地候補として、東京の最有力のライバルだが、都知事は、米紙ニューヨークタイムズのインタビューで、このライバルを批判しているような発言をした。

「イスラム教国が共有するのはアラー(神)だけで、互いにけんかしており、階級がある」(30日毎日新聞)

「若者が多くても、若いうちに死んだらあまり意味がない」(同)

 こんな発言をしたとしたら、失言というより暴言に近い。

 29日夜、都知事は次のように弁明した。

「東京が他都市を批判したとされていますが、私の真意が正しく伝わっていない。他の立候補都市を批判する意図はまったくなく、このようなインタビューの文脈と異なる記事が出たことは非常に残念だ」(同)

 トルコの担当大臣は、猪瀬発言に「発言は公正さを欠き、五輪運動の精神に反している」と遺憾の意を示した。

 波紋の広がりに驚いたか、30日になって都知事は「発言は適切ではなかった」と認め、謝罪する意向を述べた。