次にそれぞれのキーワードで強調したいものを囲んでいきます。囲みは「わかりやすくなること」を第一に。たとえばタイトルの「民主党」と「共和党」を四角で囲んだ場合、その下の「大きな政府」「小さな政府」も四角で囲むなど、図形の種類をそろえるのもよいでしょう。次の図を見てください。
次にグレーの線で区分けした下部のエリアや、一番右のエリアに、図の中に書ききれなかった内容を書きます。(ここでは文字色が青の部分)下部エリアには、記事の文末の内容(近年の変化)を書き、右エリアには図の中に入らなかった「シンボルにまつわる内容」や「(党の)イメージの変化」についての補足情報を書いていきます。次の図を見てください。
情報全てを図の中に書き入れてしまうと、図自体がわかりにくくなることもあります。このように欄外に書くと情報も図もスッキリして補足としてもわかりやすくなります。
最後に、強調したい部分にグレーのマーカーでラインや塗りつぶしを行い、よりわかりやすくしましょう。もし消せるようでしたら、中心線と見出しの重なった部分を消してしまうと、さらにすっきりします。完成です。図を見てください。
歴代の大統領など、「記事に写真があると全員の似顔絵を書くべきなのか?」と思ってしまうかもしれませんが、そこで悩む必要はありません。
例ではトランプ大統領だけは少し目立つ形で入れていますが(顔を四角にして髪を加え、少し大きく)過去の歴代の大統領に関してはよりシンプルにまとめています。似顔絵は大変インパクトがあり他の情報が目に入りにくくなることもあるので、無理に入れる必要はありません。
情報の多い内容を図解するときほど、シンプルな表現で伝えたいことを絞り込んでいくことを意識しましょう。
図解に正解・不正解はありません。わかりやすく伝わるか、それを見せながら説明ができるかがポイント。興味のある記事を読みながら図解にトライしてみませんか?