ライフネット生命創業者でAPU学長を務める出口治明氏は「イノベーションやアイデアを生み出すために、インプットは不可欠」だという。成長する人が大切にしているインプット方法と出会いの幅を広げる「魔法の言葉」とは?※本稿は、出口治明『「教える」ということ 日本を救う、[尖った人]を増やすには』(角川新書、KADOKAWA)の一部を抜粋・編集したものです。
成功する人の
インプットの方法とは?
サービス産業が中心となった今の時代は、斬新な発想やアイデアを生み出す必要があります。
新しいサービスという無形のものを生み出すには、さまざまな経験を積んで、発想力や柔軟性を養うことが大切です。イノベーションやアイデアは、自分の仕事を深掘りするだけでは生まれないので、新しい情報を常にインプットし続けなければなりません。
僕がこれまで、自著や講演会などで何度も述べてきたように、インプットの方法は、「人」「本」「旅」の3つです。
たくさんの「人」と会い、たくさんの「本」を読み、たくさん「旅」をして(現場に出て)、さまざまな考え方や発想のパターンに触れることが何よりも大切です。
【インプットの方法】
(1)「人」から学ぶ。
さまざまな脳が集まれば集まるほど、アイデアが生まれやすくなります。何事も混ぜれば強く豊かになるのです。ですから、自分とは異質な脳を持つ人に会うことが大切です。初対面でも臆せず、「まずイエス」で新しい人に会い続けましょう。