「夫には、敏感すぎると言われ、妹には、個人的に受け止めすぎだと言われました」
男性客に「あなたは繊細すぎるんだよ」と
バカにされた女性コメディアンの返しは?
エマは新しいキャリアに疑念を持ちながら、耐え続けました。そして、あることが起こりました。エマがスタンドアップ・コメディ番組『ナネット』を観ていたときのことです。コメディアンであるハンナ・ギャズビーのところへ、ある男性の観客が舞台の後にやってきて、扱ったテーマについて議論を始めました。
議論が白熱するなか、ハンナは粘り続け、男性は憤慨して「あなたは繊細すぎるんだよ」と切り返したのです。これを観たエマは、ああ、私がしょっちゅう言われることだ、と思いました。ところがハンナは、繊細であることは自分の一部であり、人間である証拠だと丁寧に説明を始めたのです。
「なぜ鈍感を目指す必要が?私はたまたま、繊細であることが自分の強みだと知っています。そのおかげで、人生の難所を切り抜けてこれました。だから、繊細になるのをやめなさいと誰かに言われても、オナラに説教される鼻のようなもので、へっちゃらなんです」