イラスト 4コマ漫画©村山宇希

あなたと私って同じ感覚だよね! というのは、うまくいっているときは心地よいのですが、いったん悪化すると、関係性を辛いものに変えてしまいます。

こちらはそのつもりがなくても、相手は不愉快に思っている。不愉快に思われているのが相手の態度からわかっても、具体的に言葉で伝えてはもらえない。

または、関係に「何か」が起きていると感じているのに、はっきりと言葉を交わさず、自分と同じ感覚でいてほしいと期待を押し付けてしまう。

このように、態度だけで「不愉快な気持ち」「モヤモヤしている気持ち」をあらわし続けた結果、突然距離を置かれることがあるのです。

離れていった相手にすべきこと、してはいけないこと

相手から距離を置かれたときには、離れていった相手のことも尊重してください。

そのためには、まずは自分からも距離を置き、歩み寄ろうとしないことです。

そして、自分から説明に走るようなことはしないでください。とくに長文のメールを送ったりすることは禁物です。相手が離れていった理由を深掘りしたり、過剰にあなたが謝ったりする必要もありません。

また、傷つきやすい人の特性である、細やかに気配りできるあなたへの評価に嫉妬する人もいることを承知しておいてください。上司や同僚にほめられたときには、強く否定せず、黙って微笑む程度にとどめておくのがおすすめです。

相手から理由もわからないまま距離を置かれてしまうのは、さみしく悲しいことでしょう。でも、しばらく様子を見ることで相手と自分とのちょうどいい距離を考えることができます。