それに対して、自分にそんな意地悪なところはない!と思い込んでしまうと、かえって意地悪な自分をコントロールできなくなるかもしれません。
そういうわけで、自分自身のなかに潜む意地悪な側面に、目を光らせてみましょう。
突然ですが、あなたはゲームが好きですか。私は子どもの頃、よく友達とゲームで遊んでいました。コントローラーをバッグに入れて友達の家に集まり、みんなで大騒ぎしながらプレイしたものです。
最近では、協力して敵を倒すタイプのゲームが流行っています。そうしたゲームで一番盛り上がるのは、何と言っても、友達と一緒に強敵を倒したときでしょう。「ぐおおおおおおお」と言いながら消滅する魔王を眺め、友達とともに雄叫びを挙げる。そのときの爽快感はたまりません。
そういうとき、魔王にはやはり悶絶してほしいものです。これまで散々こちらを苦しめていた魔王が、一言も発さず、安らかに息を引き取ってしまったら、はっきり言って物足りません。せめて悲鳴くらいは聞かせてほしいですよね。