人気動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」が米国で禁止される可能性が迫っているにもかかわらず、運営会社である中国の字節跳動(バイトダンス)は自社の評価額を約3000億ドル(約46兆3000億円)としている。事情を知る複数の関係者によると、この評価額は最近の自社株買いの提案で示されたもので、同社が成長の継続を見込んでいることを示唆している。ジョー・バイデン大統領が今年署名した法律では、バイトダンスが来年1月半ばまでにTikTokを売却しない限り米国でのTikTok利用を禁止するとしている。バイトダンスは世界的に急速な成長を続けており、過去1年間の自社株買いで同社の評価額は上昇している。バイトダンスは2023年10月に従業員からの株式買い取りを提案した際、自社の評価額を約2250億ドルとしていた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した投資家宛ての同社の電子メールによると、23年12月の自社株買いでは評価額が2680億ドルに上昇した。
TikTok運営バイトダンス、自社評価額引き上げ 46.3兆円
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