学校選びにおいて「大学合格実績」は欠かせない要素だ。そこで、中学入学時の難易度と比較して、「出口」である大学合格実績がいい「レバレッジ」が利く中高一貫校を炙り出す独自ランキングを作成した。特集『わが子が伸びる中高一貫校&塾』の#24では、首都圏の難関私立大学グループ「MARCH」(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)に合格できるのに入りやすい学校を紹介していこう。(ダイヤモンド編集部 大根田康介)
難関私大「関関同立」に入りやすい
レバレッジが利く中高一貫校は?
「早慶上理」や「MARCH」といった上位の大学に多数の合格者を輩出しながら、中学入試の難易度はさほど高くない「コスパのいい」中高一貫校はどこか──。
そんな“レバレッジ”が利く学校を探すため、ダイヤモンド編集部では、毎年恒例となっている中高一貫校「レバレッジ度ランキング」の最新年度版を作成した。具体的には、中高一貫校の各大学グループ(「難関国立」「早慶上理」「MARCH」「関関同立」)への「合格力」と「中学入学時偏差値」から、各大学グループに特化した中高一貫校の「伸長度」を算出して、順位付けを行った。
昨年の『MARCHに届くのに入学しやすい「お得な中高一貫校」ランキング【2024入試直前版・首都圏97校】2位淑徳巣鴨、1位は?』でも、同様のランキングを掲載しているので併せて確認してほしい。
なお、レバレッジ度の高い学校は毎年の偏差値や合格実績によって変わり得るが、実際は上位の“常連校”が存在する。また、上位の中には、「面倒見のいい」学校や、教育力は高いのに発信力が控えめな伝統校も多く存在しており、傾向をつかむには有用だ。
今回は、MARCHのランキングをお届けする。MARCHを対象とする中高一貫校は、2018年の入学時偏差値50未満に限定した。
埼玉勢がトップ2を独占した。また、1位だった学校は早慶上理でも上位にランクインし強さを見せた。合格実績が伸びた背景には学校改革がある。早速次ページでランキングの詳細を見ていこう。