遠慮して「できればお願いしたい」と言ってしまいがちですが、こちらも引き受けてほしい気持ちがあるなら率直に「あなただからお願いしたい」と言うことが大切です。電話なら熱意や気持ちも伝えられるので、少し強引なくらいにお願いしても大丈夫でしょう。
語彙の不足を克服するヒント
ドラマや漫画を参考にしてみよう
語彙が少ないと、即座に切り返すことができません。何か言われて、言葉が思いつかず、「う~ん」と絶句してしまうのは、頭の中に言葉のストックがないからです。
日本語は語彙の数が豊富です。「悲しい」とひと言で言っても、どんな「悲しい」なのか膨大な種類があって、「悲しい」という大ざっぱな言い方では相手に正確に伝わりません。カウンセリングでは、何がどんなふうに悲しいのか、ひとつひとつ解きほぐすように聞いていきます。
でもふだんの会話はカウンセリングではないので、相手はそこまでつっ込んで聞いてはくれません。ぼやぼやしていると、どんな「悲しい」なのか伝えられずにふわっとした感じで話が終わってしまいます。
そうならないためには、語彙を増やして、より具体的に説明する必要があります。
おすすめなのは、ドラマや小説やマンガを見て、いいなと思った言葉を真似してみることです。トーク番組やインタビューの動画を参考にしてもいいでしょう。