ドナルド・トランプ次期大統領は、1期目で政策顧問を務めたブルック・ロリンズ氏を農務長官に起用する見通しだと、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。ロリンズ氏は、第1次トランプ政権の元高官らが率いる政策研究機関「米国第一政策研究所」の所長を務めており、同研究所は数カ月にわたり2期目の政権運営に向けた計画を立案してきた。承認されれば、ロリンズ氏は米国の輸入品に対する大規模な関税導入というトランプ氏の計画に関する議論で重要な役割を果たす可能性がある。ロリンズ氏とトランプ氏の政権移行チームの代表者らは、コメントの要請に直ちに応じなかった。トランプ氏は、ジョージア州上院議員を短期間務めた実業家のケリー・ロフラー氏を農務長官に起用することを検討していた。しかし、代わりにロリンズ氏を選ぶ見通しだと前出の関係者らは述べた。検討過程を知る関係者の一人によると、この人事は意外な土壇場の決定だったという。
トランプ氏、農務長官にブルック・ロリンズ氏起用の見通し
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