見逃し厳禁!編集部イチ推し 人気特集Photo:gremlin/gettyimages

2024年に人気を集めた特集『大学格差』。2025年度入試は「大学の二極化に最も拍車を掛けた年」と、後々振り返ることになるかもしれません。年明けの大学入学共通テストは高校の学習指導要領改訂に初めて対応する「新課程入試」となり、試験の科目や出題の範囲が変わるからです。複雑化する共通テストを受験生が敬遠したくなるこのタイミングで、まさかの都内有名大学が「年内学力入試」をスタート。単純に基礎学力を測るこの方式、他大学も一斉に追随すること必至です。受験勉強の成果を試される一般選抜入試で真剣勝負するのはエリートたちの世界となり、受験学力から選抜できる大学はほんの一握りに絞り込まれていきます。エリート以外は推薦を主体とした年内入試へと流れ、一般選抜による入学者が数人もしくはゼロになる大学が大量発生していくことに。この二極化で格差をつけられる大学側は存亡の危機に立たされる一方、受験生側にとってはチャンス。意外な大学や学部が入りやすくなり、自らの意思とやり方次第でこの状況を味方にできるのです。人気特集と連載を振り返る『見逃し厳禁!編集部イチ推し 人気特集』では、特集から2本の記事を紹介します。(ダイヤモンド編集部・情報は記事公開時点のもの)

旧帝大に、偏差値50台前半の受験者の2割が合格していた!知られざる「本当の合格率」大公開【難関国立10大学43年間の偏差値推移】

大学格差#1

 国内最高峰の大学群である「旧七帝大」。トップ・オブ・トップのエリート以外は受験しても到底受からない、ましてや偏差値50台では受けるだけ無駄という先入観のまま、今の受験生が旧帝大受験を諦めるのは実にもったいない。ベールに包まれたあるデータが、先入観をものの見事に覆しているからだ。特集『大学格差』(全20回予定)の#1では、入試結果に基づく「本当の合格率」を大公開する。また、難関国立10大学について、ベネッセコーポレーションの協力で1982年以降43年間の偏差値の推移をまとめた。 >>記事を読む

“大学格差”が露骨に表れる一般選抜入学者数の多寡、開き直って「年内入試で定員100%確保」を掲げる大学も

大学格差#20

「早慶」などの大学群別に一般選抜比率(一般選抜による入学者が入学者全体に占める割合)をマッピングすると、大学の格差が露骨に表れる。難関国公立大学は9割台が多く、下位私立大学では1~2割が珍しくない。特集『大学格差』(全20回)の最終回では、学力選抜ができる大学、できない大学の格差に迫る。 >>記事を読む

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