自分の意見を主張できないビジネスパーソンが増えている。実は意見を主張できない人には共有の特徴がある。その特徴を逆手にとって、自分の意見を主張できるようになる方法がある。(モチベーションファクター代表取締役 山口 博)
自分の意見を言えない人の
共通点とは?
自分の意見を主張できないビジネスパーソンが増えている。
発言を促すと、「上に確認します」「検討します」などと、その場で自身の考えを示さなかったり、「○○さんはこう言っています」「○○のような情報がありました」というように、伝え聞いた内容を語るだけだったりする。「あなた自身の考えを聞きたいのですが?」と重ねて問うと、口ごもってしまう。
確認して他の人と連携したり、慎重に検討してリスク回避したりすることが大事な場面もあるだろう。しかし、連携やリスク回避、調和を重視するあまり、自分の意見を主張できなくなってしまっては、ビジネスパーソンの存在価値にかかわる。
賛成だろうが、反対だろうが、同じ意見だろうが、異なる意見だろうが、見解を主張し合うことで、組織全体の成長が促されることを否定する人はいないだろう。自分の意見を主張できるかどうかに、組織の発展は左右される。
自分の意見を主張できない人をいち早く見極め、早い段階で意見を主張できるようにすることが必要だ。
実は、自分の意見を主張できない人には、ある共通の特徴がある。そして、その特徴を踏まえた上で、発言を促すことができる、有効な方法がある。