〈無限キャベツ鍋〉
 素材のうまみが合わさって、キャベツ1玉があっという間になくなっちゃいます。4等分に切ったキャベツ、豚バラ肉、しめじ、しいたけ、コンソメスープを入れ、キャベツがしんなりしたら完成。

胃粘膜を保護し腸を整える「キャベツ」。しっかり効果を得るには生食が正解な理由本書より

消化促進作用のある大根は、皮ごと
おろしやサラダにするのがベスト

 大根に含まれる「ジアスターゼ」という成分は、消化を促すことで健胃の助けになる消化酵素。ただし熱に弱く、おでんや煮ものなど大根を加熱する料理ではほぼ失われてしまいます。また、ジアスターゼは大根の皮にも多く含まれていることから、生で皮ごと大根おろしや大根サラダなどにするのがベスト。時間が経つごとにジアスターゼは減少していくため、大根をおろしたり切ったりするのは食べる直前にしましょう。

大根〈アブラナ科ダイコン属〉

大根の旬:冬(12~2月)
 寒さの中で糖分と水分をたっぷりと蓄えた旬の大根は、甘くてみずみずしく、繊維が柔らかいのが特徴。おでんや風呂吹き大根など熱々の冬料理にも欠かせません。

大根の栄養:(水に溶けやすい水溶性栄養素)カリウム、ビタミンC、食物繊維、ジアスターゼ、葉酸、イソチオシアネート、(無機質栄養素)カルシウム、(水に溶けにくい不溶性栄養素)食物繊維 など

大根の選び方:寒さにさらされながら、しっかりと育ったほうれん草を見極めるには、葉が肉厚で濃い緑色か、茎が太いか、少し触れてみて茎に弾力があるかをチェック。葉先が変色手に持ってみてずっしりと重ければ、水分をたっぷりと蓄えたみずみずしい大根です。ひげ根が多い大根や毛穴が深いものは、ストレスの多い環境で育ったために身が硬くエグミが強い可能性が高いでしょう。また、土から出ている部分は光合成により緑色になります。外気にさらされることで水分や甘みは損なわれるため、首の青みが薄いものを選んだほうが、葉の付け根までおいしく食べられます。