冷水浴の長所とは?
過去の研究で分かっていること
露木氏はNBCニュースに対し「温水浴は損傷した筋繊維への血流を増加させ、筋繊維の修復と強化を助ける」と説明し「ハーフタイムがあるスポーツなど、パフォーマンスが1日に2回必要な場合には温水浴をする方が良い。15分か20分の温水浴をすることで、後半のパフォーマンスが向上する可能性があるだろう」と話している。
一方、米ニューヨーク大学(NYU)グロスマン医学部整形外科分野のSpencer Stein氏は「私は、冷水浴にも長所はあると考える。冷水浴に痛み軽減効果があることは、過去の研究でも明らかにされている」と話す。一方、米マウントサイナイ医療システムのリハビリテーションイノベーションディレクターを務めるDavid Putrino氏は、温水浴の場合は華氏98~104度(摂氏36.7〜40度)のお湯に10~20分、冷水浴の場合は華氏50~59度(摂氏10〜15度)の水に10~15分浸かることを推奨している。
なお、学会発表された研究結果は、査読を受けて医学誌に掲載されるまでは一般に予備的なものと見なされる。(HealthDay News 2024年11月26日)
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