そのために、自分を売り込むセールスマンになったと思って考えてみてください。

 自分の“特徴”や“武器”を知り、魅力を押し出して自分を“商品化”するんです。

 すると、どのターゲットに、どんな環境なら自分を高く売れそうか見えてきます。

「他人は苦労しているけど、自分は簡単にできる」というのがあったりするので、それこそが自分の武器だったりします。

「他人が知りたいと思っている知識を、自分は詳しく知っている」でも良いです。

 自分では当たり前にできるからこそ気づきにくいので、そんな時は、親しい人にでも聞いてみてください。自分では気づけなかった一面が見つかるかもしれませんよ。

「自分には武器がない……」となげいていたぼくも見つかったので大丈夫です!

 あなたなりの武器を見つけて、誰よりも高くジャンプしてください!

あのときもっと早くやっておけば
良かったと後悔してしまう

「もっと早くにやっておけば良かった」と思ったのなら、今それをやる“必要性”と“状況”がそろったのだと、ぼくは考えています。

 当時は当時で他に大切なことがあり、ベストタイミングじゃなかったのかもしれないです。誰だって、同じ年齢で同じ状況に恵まれることはないので、「やりたい」と思った時がベストタイミングってことですね。

「過去は変えられないけど…」つらい経験を一瞬でポジティブに変える方法とは?書籍より漫画を一部抜粋して掲載しています

 ぼくも、「もっと早くに漫画を描いていれば良かった」と思ったことがあります。

 ぼくは社会人になってから初めて漫画を描いたので、子どもの頃から漫画家を目指していた同年代の人とは、けっこうな経験の差がありました。

「年齢は関係ない」と頭では理解していても、同年代や若い人が結果を出しているのを見ると、当時はヘコんだりもしていました。

 でも、「今だからこそ漫画を描くことに興味を持てた」とか、「今の自分だから違う視点で物事が見えて、自分にしか描けないものがあると気づけた」など、「その時に始めたタイミングだからこその“良さ”や“強み”がある」と思っています。