仕事ができるかどうかは、会食・食事会の「仕切り力」でわかる――
面倒な雑務の代名詞「幹事」「食事会設定」は、社会人として逃れられない悩みの一つだ。「たかが会食」と捉えて適当にこなすと、クライアント・上司からの評価が大きく下がりかねない。
しかしこの一見、何の役にも立たなさそうな“貧乏くじ”に、実は「千載一遇のチャンス」が隠されていることを、見逃してはいないだろうか?
ビジネス会食 完全攻略マニュアル』では、“広告代理店卒・アルコールに弱い(1,2杯が限界)・非体育会系の著者”が、最大28会食/月を乗り越えて身につけた「実務に即したメソッド」を紹介している。
会食・社内飲み会・送別会・歓迎会など、古今東西すべての食事会で今日から使える本書。
今回は特別に、「忘年会で失敗しないための方法」について紹介しよう――。

職場の「新年会」で最高のスタートダッシュを切るためのたった1つPhoto: Adobe Stock

職場の新年会、何か企画していますか?

みなさんは職場で新年会などの企画をされているだろうか。していないという職場もあれば、「毎年伝統の行事がある」という人もいるだろう。

新年会は、忘年会でフレッシュになった頭に新しい目標や抱負を入れることのできる1年に一度しかない機会だ。このタイミングを上手く攻略できれば、一年のいい新発につながる。ぜひ力を入れていただきたい。

新年会完全攻略

では、新年会の目的は何か。「今年のビジネス目標の達成に寄与する場」であることが望ましい。新年会は、①心機一転、仕事のモチベーションを向上させる、②今年のビジネス目標を理解し、各人が抱負や個人目標を掲げる場にしたいところだ。

お勧めは「チーム全員でランチ会に行ったその足で、神社に参拝する」だ。このランチで管理職がビジネス目標を伝え、チームメンバーそれぞれに対して果たしてほしい役割と期待していることを伝えるとよいだろう。

細かいKPI(重要業績評価指標)を伝える場は会議室でよい。あくまで新年会ではポジティブに期待をかけることに集中しよう。

管理職ではない自分が何をすべきかと言えば、神社に近い店の予約を取ることである。ランチの時間帯になる場合がほとんどなので、空いている店が限られている。ある程度リードタイムをもって予約するほうがいいだろう。

(本記事は、『ビジネス会食 完全攻略マニュアル』の一部を抜粋・編集・加筆したものです)