中国当局は米国の大学に留学している中国人学生に対し、休暇中に一時帰国する考えを見直すよう促している。複数の米大学は留学生に同様の警告を行っている。ドナルド・トランプ次期米大統領の就任式の前に、学生は米国に戻っておくほうがよいということだ。在シカゴ中国総領事館は12月14日、学生は「国境をまたぐ不要な移動を控えるよう努める」べきとの見解をウェブサイト上で示した。第1次トランプ政権下では、理系を中心に中国人学生のビザが標的になった。このため、現在米国の大学で学んでいる中国人学生の間では、トランプ氏のホワイトハウス復帰を前に不安が広がっている。こうした学生は渡航計画の変更を急ぐ一方、ビザに関する規制が来年厳格化された場合に備えて代替案を検討している。