ティム・クック氏が目覚めて最初にすることは、iPhoneのチェックだ。世界で最も価値のある企業、アップルの最高経営責任者(CEO)である同氏は、サイレントモードでナイトテーブルに置かれたiPhoneを手に取ると、新着メールの優先順位をつけ始める。彼はメールを読み、夜間の売上リポートを確認し、数字が変動している国々の状況を分析して、ビジネスの「脈拍」を測って常に活力を把握する。それが済むとiPhoneを片付ける。次は自身の脈拍を上げる時間だ。ワークアウト中はApple Watchで記録を取り、耳元ではAirPodsから往年のロックが鳴り響く。オフィスではMacBook Air、MacBook Pro、iMacを使い、外出時はiPad Proを持ち歩く。
アップルの賭け成功の秘けつ、クックCEOに聞く
クック氏は二つの新たなアップル製品を使い始めた。それはアップルが、同社史上最も重大な二つの賭けに出なければ存在しなかったはずの製品だ
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