同じような商品・サービスを扱っているにもかかわらず、楽しそうにラクラクと稼ぐ人がいる一方で、思うように稼げず苦悶にあえぐ人もいる。
その違いは、年齢や経験、持って生まれた才能によって生まれているとは限らない。
稼げない人も、稼げる人と同じように努力はしているだろう。しかし、結果には大きな違いが出る。
その原因は、ほんの一語の違いにあったのだ。
その一語の違いをまとめたのが、この道25年「日本のトップマーケッター」神田昌典氏による、一番やさしい、すぐ使えるコピーライティングバイブル『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』だ。
本書では、たった一語の差で、貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」が公開されている。
今回は本書より一部を抜粋・編集しながら、たった一語で天国と地獄に分断される「怖さ」と、一語変えるだけで大きく現実が変わる「面白さ」を見ていこう。

【貧す人】と【稼ぐ人】の決定的な一語の違い
今回紹介するのは、「パワーイメージ共有の法則」である。
【貧す人】オンライン会議の背景は、きれいな画像にしよう
【稼ぐ人】オンライン会議の背景は、パワーイメージにしよう
リモートワークが当たり前になったことで、多様な人材を集めやすくなった。
同じ会社のメンバーだけでなく、協力会社のメンバーやフリーランス、副業人材など、多くのメンバーが1つのプロジェクトに参画する機会も増えている。
そのメンバーは各分野のプロフェッショナルなので、高いスキルを持っている。
だが、しっかりとしたマネジメントができていないと、チームはバラバラになってしまう。
コロナ以前は、出社後、一緒にランチをして仕事をするのが当たり前だった。
「パワーイメージ画像」に変えると起こること
だが、リモート環境では、それぞれが自分のペースで仕事をする。
だから、メンバー全員が同じ方向に向かっているのかどうか、社長や管理職は確認しにくい。
チームメンバーを同じ方向に導くために、オンライン会議の背景画像を、
【貧す人】は、できるだけきれいなものにしようとするが、
【稼ぐ人】は、「パワーイメージの画像」を共有する。
パワーイメージとは、見るだけで不思議と力が湧き出してくる画像のこと。
想像してみてほしい。オンライン会議でプロジェクトメンバーが集まったとき、みんなの背景画像が同じで、それはプロジェクトが大成功したときのイメージ画像だ。
パワーイメージを背景画像に設定すると、会議をするたびに全メンバーのやる気が高まり、自然とそこに意識が行くようになる。
このように、象徴をコントロールすることが、これからのリーダーには必要だ。
これは、リーダーだけでなく、チームを持っていない個人レベルにも当てはまる。
今、自分がワクワクしながら取り組んでいるイメージを背景画像にするだけで、自然と気持ちが高揚してくる。
イメージはフォーカスを助ける。
そして、全員が納得するテーマを1つのイメージで表現できたとき、そのイメージがメンバー全員にパワーをくれるのだ。
よくスローガンやキャッチコピーが入った名刺を背景画像にしている人もいるが、これも有効だろう。
(本稿は『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』の一部を抜粋・編集したものです)