同じような商品・サービスを扱っているにもかかわらず、楽しそうにラクラクと稼ぐ人がいる一方で、思うように稼げず苦悶にあえぐ人もいる。
その違いは、年齢や経験、持って生まれた才能によって生まれているとは限らない。
稼げない人も、稼げる人と同じように努力はしているだろう。しかし、結果には大きな違いが出る。
その原因は、ほんの一語の違いにあったのだ。
その一語の違いをまとめたのが、この道25年「日本のトップマーケッター」神田昌典氏による、一番やさしい、すぐ使えるコピーライティングバイブル『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』だ。
本書では、たった一語の差で、貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」が公開されている。
今回は本書より一部を抜粋・編集しながら、たった一語で天国と地獄に分断される「怖さ」と、一語変えるだけで大きく現実が変わる「面白さ」を見ていこう。
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【貧す人】と【稼ぐ人】の決定的な一語の違い
今回紹介するのは、「心のブレーキを外す法則」である。
【貧す人】大きな未来に進むために、アクセルを踏もう
【稼ぐ人】大きな未来に進むために、ブレーキを外そう
あなたが思い描く最高の未来が実現したとき、一流メディアからインタビューされたと想定してほしい。
【制限時間10分】ヒーロー・ヒロインインタビュー
私がこれからあなたにインタビューしよう。
私を一流メディアの記者だと思って答えを考えてみてほしい。
■「おめでとうございます。今の心境をお聞かせください」
■「この偉業の突破口は、どこにあったのでしょうか?」
■「今までの方法を続けていたら、どんな深刻な問題に陥っていたと思われますか?」
■「あなたを見本として挑戦しようとしている後輩に、ひとことアドバイスを」
制限時間は10分。
これを考えると、10分後には、あなたのヒーロー・ヒロインインタビューができあがる。
なぜこの質問をしたのか?
これから大きな未来に向かって前に進むためには、荷物を下ろすことで、スムーズに、そして、楽しく、ラクに未来に向かうことができるからだ。
よりシンプルに よりカンタンに
カンタンなことを カンタンに
アクセルを踏むより先に、まずはブレーキを外すことが圧倒的に効果的。
そこで重要になってくるのが、上の3番目の質問。
「今までの方法を続けていたら、どんな深刻な問題に陥っていたと思われますか?」
過去を振り返り、失敗に思い当たることがあれば、それは今、荷物を下ろすべきタイミングということだ。
私自身も振り返ってみると、こんな失敗があった。
大きな夢や大きな目標を掲げた結果、大きな責任を一人で背負い込んでしまったのだ。
そこで考えたのは、
「よりシンプルに。よりカンタンに。カンタンなことを、カンタンにやっていこう」
ということだった。
今までは、「できるだけ難易度の高いことを、知恵と工夫でシステム化してやっていこう」と思っていたが、あえてお茶の子サイサイでできることをやろうと思ったのだ。
これは、今までの自分の思考法を大幅に変えることになる。
【貧す人】は、ブレーキをかけたまま、アクセルを踏むから、なかなか進めない。
【稼ぐ人】は、先にブレーキを外す。そうすると、ちょっとアクセルを踏むだけで、大きな未来に飛んでいける。
この違いは果てしなく大きい。
(本稿は『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』の一部を抜粋・編集したものです)