同じような商品・サービスを扱っているにもかかわらず、楽しそうにラクラクと稼ぐ人がいる一方で、思うように稼げず苦悶にあえぐ人もいる。
その違いは、年齢や経験、持って生まれた才能によって生まれているとは限らない。
稼げない人も、稼げる人と同じように努力はしているだろう。しかし、結果には大きな違いが出る。
その原因は、ほんの一語の違いにあったのだ。
その一語の違いをまとめたのが、この道25年「日本のトップマーケッター」神田昌典氏による、一番やさしい、すぐ使えるコピーライティングバイブル『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』だ。
本書では、たった一語の差で、貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」が公開されている。
今回は本書より一部を抜粋・編集しながら、たった一語で天国と地獄に分断される「怖さ」と、一語変えるだけで大きく現実が変わる「面白さ」を見ていこう。

【貧す人】と【稼ぐ人】の決定的な一語の違い
今回紹介するのは、「稼ぐ言葉の法則」である。
【貧す人】儲けるためには、何をすればいい?
【稼ぐ人】稼ぐためには、何をすればいい?
「稼ぐ」と「儲ける」は、違う。
「儲ける」は、漢字を部首に分けて考えると、「信」「者」から成り立つように、顧客を信者化して、お金を得ようとする状態。
利益を最大限に上げる目的で、顧客を依存させてしまう危険性がある。
だから倫理観によるコントロールが必要だ。
「稼ぐ」に秘められた本来の意味
一方、「稼ぐ」という言葉には、ずいぶん違ったニュアンスがある。
禾(のぎ)偏の「稼ぐ」からは、「家」に「禾」、すなわち、愛する家族に糧(かて)をもたらす光景をイメージできる。
また、古来の日本には、収穫した稲穂を天からの恵みと考え、食物の神様である豊受大神(とようけのおおかみ)を祀る神社に奉納する習慣があったことを考え合わせると、稼ぐとは、地域全体が繁栄するための奉仕を意味していると思う。
さらに考えを深めていくと、「稼ぐ」には、稲が育つまでの物語が織り込まれている。
土を耕し、種を蒔(ま)き、苗を育て、水田に植え、穂が実り、黄金色に変わり、刈り取るといった自然の流れがある。
ビジネスも同じように、自然の流れがある。
自分と向き合い、顧客ニーズを見つけ、仲間と出会い、葛藤しながらも、自分本来の才能を発見していく物語があってこそ、健全な強いビジネスが育っていく。
物語を始めるための一歩を
3つのステージから成る「売れる法則85」を通じて、ビジネスが実るまでの自然の流れ、すなわち成功物語を完成させる要素をすべて網羅した。
だから今、大切なのは、物語の結果を刈り取ることではなく、物語を始めるための一歩を踏み出すことなのだ。
あなたが顧客のために、様々な障害を乗り越えた体験から学ぶ叡智はすべて、あなたの商品、会社に記録・蓄積される。
そして顧客は、あなたの会社に出合い、その商品を使うプロセスを追体験することで、そこに蓄積された叡智を受け取ることになる。
このように、人の幸せを願いながら生きていく体験を、商品というメディアに記録して、それを広く受け渡していく作業がビジネスなのだ。
【貧す人】は、自分のために働くが、【稼ぐ人】は、まわりに奉仕する。
私たちは、どんな理想の未来のために奉仕するか?
このように、奉仕するもの同士が出会えるからこそ、私たちの心の中に、仕合わせ(=幸せ)が満ちるのだ。
仕事で直面する困難は、あなたを真の「仕合わせ」に導くための報酬だ。
だから本書を手元に置き、勇気を持って踏み出していただきたい。
私たちは、いつだって応援している。
(本稿は『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』の一部を抜粋・編集したものです)