米バイデン政権はアフガニスタンで拘束されている複数の米国人を、キューバのグアンタナモ米軍基地で収容されている少なくとも1人の収容者と交換するため、イスラム主義組織タリバンと交渉している。この収容者は、国際テロ組織アルカイダの指導者だった故ウサマ・ビンラディン容疑者の関係者とされる重要人物だ。バイデン政権は少なくとも2024年7月から交渉を続けている。昨年11月14日にはタリバンに対し、22年にアフガニスタンで拘束された米国人3人を解放すれば、米政府はアルカイダの上級幹部だとみなすムハンマド・ラヒム・アル・アフガニ氏を釈放する考えを伝えた。ラヒム氏は現在、グアンタナモ基地に収容されている。