ドナルド・トランプ氏が米大統領選で勝利を収めたことを受け、企業の最高経営責任者(CEO)たちが民主党左派への敬意を再考している。メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)が今週、検閲を廃止するという歓迎すべき決定を下したのはその最新の例だ。同社のマーク・ザッカーバーグCEOは7日、メタの投稿管理のほとんどを撤回し、それまでの対応が大きな間違いだったことを認めた。同氏は動画の中で、「われわれは、あまりにも多くの過ちとあまりにも多くの検閲が起きている段階に達した。最近の選挙は、言論を再び優先する方向への文化的な転換点のようにも感じられる」と語った。いやはや、ザッカーバーグ氏は言論の自由における信念という勇気を取り戻しつつあるようだ。創業間もない当時のフェイスブックは、不適切なコンテンツの監視と削除には干渉しない姿勢を取っていた。しかし2016年の大統領選後、民主党はロシアによる偽情報を削除する取り組みが足りないとしてフェイスブックを激しく非難した。民主党は、こうした偽情報がトランプ氏の勝利に一役買ったと主張していた。