人の手を借りずに複雑な作業をこなすことができる人工知能(AI)エージェントは、チャットボット(自動会話プログラム)を新たな次元に引き上げた。ビジネス界に生成AIの活躍の場が広がっている。自律型AIエージェントは、潜在顧客を抽出したり、空港でレンタカーの予約を確認したりするなど、指示に従ってさまざまなタスクを実行できる。米ソフトウエア企業のセールスフォース、サービスナウ、マイクロソフト、ワークデイは昨年、自前のAIエージェントを発表した。人材採用や潜在顧客への働きかけ、販促コンテンツ作成、IT管理などで省人化が可能になるという。こうしたAIエージェントが想定通りに機能すれば、企業は生成AIから投資に見合った利益を得られるかもしれない。企業のテック部門幹部の間では、従業員の労働時間や採用人数の削減につながる可能性があるとの見方もある。
AIエージェント、欧米5社はこう活用
創薬・顧客対応・販促・プログラミング・分析でAIエージェントが活躍しているが、まだ監視は必要
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