
貯蓄が苦手で“お金が一向に貯まらない”という人がいる。その多くに共通するのは、「お金を何に使ったのか覚えていない」ということだ。家計管理を徹底することで、自然と貯蓄体質になれる!投資信託やNISAなどの制度も視野に入れつつ、貯蓄の効率を高める方法を解説していく。※本稿は、市川雄一郎『知識ゼロからの株で3000万円貯める技術』(幻冬舎)の一部を抜粋・編集したものです。
貯蓄が苦手な人に共通する
3つの特徴をチェック!
貯蓄が趣味で貯まっていく通帳を見るのが楽しい、という人がいる一方、貯蓄は苦手で一向に貯まらない、という人がいます。
よく聞くのが、大きな買い物をしているわけではないのにお金が貯まらない、という声です。このような人は、自覚なく細かい出費を重ねているのだと思われます。つまりお金に対してルーズなのです。
自分の金銭感覚をあらため、出費の仕方を見直すことで、自然にお金が貯まる“貯蓄体質”に近づくことができます。
Check1 お金が余らないと貯蓄しない
余ることはほぼありません。先取り貯蓄で強制的に貯めましょう。
よほどの高収入でない限り、入ってきたお金をなんとなく使っていると、お金は余りません。お金が入ってきた時点で先に貯蓄に回す金額を分ける「先取り貯蓄」で強制的に貯める方法がよいでしょう。先取りした分は最初からないと思えば、それなりにやりくりできるものです。
自分の手取り年収をすぐにいえない人はお金に無頓着なタイプ。まずは自分の年収を認識し、お金への意識を高めることが貯蓄体質への第一歩。
Check2 お金を何に使ったのか覚えていない
何にいくら使ったのか把握することが貯蓄の第一歩!貯蓄できない人は、お金をなんとなく使ってしまい、何にいくら使っているのかわかっていないことが多いもの。まずは家計簿をつけてみて、自分の支出の内訳や合計額を把握しましょう。簡単に収支を計算できる家計簿アプリもあります。無駄な支出を把握し、それを貯蓄に回すようにします。
Check3 固定費の見直しをしていない
無駄な支出があるかもしれません。固定費は定期的に確認しましょう。水道光熱費、通信費、保険料、サブスク料金、携帯電話の利用料金など、毎月定額あるいはほぼ定額でかかる支出を固定費といいます。これらの中に、いまよりも安く利用できるものや不要なものはありませんか?面倒でも固定費を定期的に見直すことが、倹約につながります。