悪口やアンチコメントにどう対処すべき？→お釈迦様の教えがド正論すぎてぐうの音もでない

　一方で、「はいはい、悪口を言わないとやってられないくらいストレスが溜まってるのね～」と自分の考え方を変えれば、悪口はあくまで言う側の課題だと思えて気にならなくなってきます。

　また、その人が悪口を言い始めたら「ふーん、そうなんだ」くらいの素っ気ない対応をするようになれば、相手は「この人に話してもつまらない」と感じて別の人に悪口を聞いてもらうようになります。だから結果的に、相手との関係性が変わるというわけです。

「コントロールできること」と「できないこと」を見極めるスキルは「細かいことを気にしない、おおらかさ」の中核となるものなので、ぜひ覚えておいてください。

　悪口の話題が出たので、なるべく自分のご機嫌を損なわない悪口との付き合い方をもう1つお伝えしておきます。

　どこのコミュニティでも他人の悪口が大好きな人っていますよね。こういう人は大抵ヒマで、他人のことにばかり関心を向けて、常に悪口を言うネタを探しているもの。そして悪口を直接的に言ってくる人もいれば、わざと独り言を装って間接的に聞こえるように言う人もいます。

　言われたほうはたまったもんじゃありません。とはいえ、言い返すのもなんか気が引ける……。そんな人に「お釈迦様に悪口を言った男」というおすすめのエピソードをご紹介します。

「お釈迦様に悪口を言った男」
から悪口への対処法を学ぶ

　あるところに、お釈迦様が多くの人たちから尊敬される姿を見て、妬んでいる男がいました。

　そこで、男は散歩のルートで待ち伏せして、群集の中で口汚くお釈迦様を罵ってやることにしました。

　その男はお釈迦様にずっと酷いことを言い続けましたが、お釈迦様は何も言い返さずにずっと黙っていました。そして、男は悪口を言い続けて疲れてしまった後、その場にへたりこんでしまいました。そしてお釈迦様はこう言いました。

　男はそう答えてから、すぐに「あっ！」と気づきました。