そして、お釈迦様はこう言いました。

お釈迦様「そのとおり、あなたは今まで私のことを酷く罵っていた。でも、私はその言葉を少しも受け取らなかった。だからあなたが私を罵った言葉は、私が受け取らなければ、あなた自身が全部受け取ることになるんです」

 こう言われた男は何も言い返せず、お釈迦様にお詫びの言葉を伝えました。

 いかがでしょうか?このエピソードから分かるのは、悪口を言うのは相手の自由だとしても、それを受け取るかどうかはこちらの自由ってことなんですよね。

 相手の悪口が耳に入ってきたとしても、その言葉をマジメに受け取るのか、それとも「なんかまた1人でワーワー言ってるわ(笑)」くらいに聞き流すかは自分で選べるんです。

アンチコメントが来たら
即ブロックでいい

 僕はSNSでは「嫌な言葉は受け取らない」を徹底しています。アンチコメントが来たらウサイン・ボルトより速くブロックや非表示にしています。アンチっぽい人から送られてきたDMは開くことすらしません。

「それじゃ、せっかく自分の至らない点に忠告してくれる人の言葉に耳を貸さない自己中な人間なんじゃないの?」と思うかもしれません。ですが、自分の投稿の改善点については、僕は再生数やいいね!数といった「数字」を見て判断するようにしています。

 それに、コミュニケーションでは「内容」だけじゃなくて「言い方」って大事だと思うんですよね。会社では、たとえ部下の成長のために至らないところを注意したとしても、それが部下の人格を否定するような、業務上の適正な範囲を超えた指導だったとしたら「パワハラ」という不適切な行為と認定されます。

 それと同じようなもので、どんな内容だとしても人を嫌な気持ちにさせる不適切な言葉はまともに受け取る必要ないと思っています。言いたい人には勝手に言わせておけばいい。相手が独り言を言ってるだけだと思えば、悪口は気にならないようになりますよ。