ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は17日、米国とロシアがサウジアラビアの首都リヤドで18日から協議を行うことについて、ウクライナも参加しなければ「成果は得られない」と述べ、不満を示した。ゼレンスキー氏は記者団に対し、「ウクライナ抜きでウクライナに関する事柄や合意を認めることはできない」と述べた。ドナルド・トランプ米大統領が和平を推進する中、ゼレンスキー氏は厳しい外交的立場に置かれている。ウクライナにとって最も重要な支援国である米国は、和平合意がどのようなものになるかを明示せず戦争終結を目指している。トランプ氏と側近らはゼレンスキー氏もロシアとの協議にいずれ参加すると述べているものの、その時期や立場については明言していない。