ステーシー・ホワイトさん(49)は、自分が米大統領選でドナルド・トランプ氏に投票したのは、物価の下落と合成麻薬フェンタニルの米国への流入を止めることを望んだからだと話す。連邦政府職員の解雇が広がり、人員削減が予想される今、ホワイトさんは、パートナーが政府に近い仕事を解雇された場合、家族が家を失うことになると心配している。ホワイトさんが勤める透析施設では、米移民・関税執行局(ICE)が患者を強制送還するためにやってきた場合の対応訓練をスタッフが始めた。患者の中には米国に不法滞在している人がいる。「国境の安全強化を話題にしていたときには、私は彼(トランプ氏)が『薬物が国内に入ってくるのを止めよう』と考えているのだと思っていた。強制捜査を始めるつもりだとは分かっていなかった」とホワイトさんは語った。トランプ氏が選挙戦で宣伝していた、より強硬な政策の一部を本当に実行するとは思わなかったという。
トランプ支持者、急改革に評価分かれる
コアな支持者が喜ぶ一方、無党派層の一部は困惑
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