丸亀製麺の認知度が高まってくるのと時期を同じくして、「○○製麺」と名のつくコピー店が増えてきました。これを受け、「レッドオーシャンになる前に、一気に行かなければ」と攻勢をかけて、ロードサイドを中心に出店を加速しました。

 2008年には東京証券取引所第一部に市場変更し、2000年に掲げた目標より2年早く、念願の東証一部上場を果たすことができました。勢いを維持したまま1年に100店舗出すスピード感で出店を進め、2010年には国内500店舗を突破。2011年には、全都道府県への出店を達成しました。

 この頃の社員は、店舗の立ち上げに奔走し、数カ月で引っ越すような目まぐるしい日々を送っていました。本当に感謝しています。社員ががんばって各地で旗を立ててくれたおかげで、「丸亀製麺に行けば気軽に讃岐うどんが食べられる」と思っていただけるようになったのです。