手取り20万円OLが月100万円の副収入を達成、夢を叶えるために決めたたった1つのこと限られた時間で育児をしながら働く私にとって、上司が「コスパがよい」と評価した瞬間、働くことの意味を問わざるを得なくなり…(写真はイメージです) Photo:PIXTA

「稼ぎたい」「海外旅行に行きたい」などの漠然とした願望だけでは、いつまでたっても夢は叶いません。手取り20万円のOLから年商1億円プレイヤーへと転身をとげた三浦さやかさんは、「数字で未来を決めて動く」ことで、実際に夢を実現させてきたといいます。三浦さんの著書『未来が変わる魔法の数字』(青春出版社)から、自身や主宰セミナーの受講者たちを成功へと導いた「夢を叶える数字の使い方」を紹介します。

死ぬほど頑張っても結果が出ないのは、なぜ?

 私は大学卒業を前にした就職活動を経て、一部上場のIT系商社に就職し、勢いに乗って働き始めました。

 さまざまな部署で、インストラクター、営業、マーケティング、SE、新事業開発などの仕事をこなし、社内を縦横無尽に動き回る「何でも屋さん」としての日々。毎日がハードで、膨大な仕事量に追われながらも、充実した日々を過ごしていました。

 そして30歳で結婚。その後すぐに母となり、公私ともに順調に進んでいたのです。

 しかし長男を出産し、育休を終えて職場復帰したころから状況が変わり始めました。

 給与の昇給が止まり、時短勤務によってさらに減額。上司からは「母親だから転勤は無理でしょう」と言われ、出世は望めないと暗に伝えられることもありました。

 後輩が避けるような仕事も次々と受け持ち、業務量は増えるばかり。それでも限られた時間の中で、男性社員たちの1.5倍の仕事をこなす日々を送っていました。

 頑張っていたにもかかわらず、年々、同期の男性社員に給与や出世で差をつけられていきます。その理由が「母親だから」という事実は、心に重くのしかかりました。