頑張っているのに、結果がついてこない」「必死に仕事をしても締め切りに間に合わない」同僚は次々と仕事を片付け、成果を出し、上司にも信頼されているのに、「なんでこんなに差がつくんだ……」と自信を失ったとき、どうすればいいのでしょうか?
ビジネススキルを発信するTikTokのフォロワーが20万人を超え『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者である「にっしー社長」こと西原亮氏に教えてもらった「超優秀な人が秘かにしている仕事のコツ」を本記事で紹介します。(構成/ダイヤモンド社・林拓馬)

【知らないとヤバい】あなたもやってるかも?「無意識に嫌われる人の行動」ワースト4Photo: Adobe Stock

「周りの人が離れていってしまう人」と、「なぜか人が集まる人」の違い

仕事の能力に関わらず、「なぜかあの人のもとには人が集まる」「逆にあの人の周りには人がいない」ということを感じたことはありませんか?

これは私自身がコンサルタント時代にも強く実感したことで、人が離れていく人には共通する特徴がありました。今回は、その特徴について皆さんと共有していきます。

1. 人によって態度を変える

機嫌が悪いときは不機嫌に振る舞い、機嫌がいいときは上機嫌になるといったように、感情の起伏が激しい人がいます。

また、人によって態度を変える人もいます。例えば、上司には丁寧に挨拶するのに、部下にはぶっきらぼうに接するなど、明らかに態度が違う人は敬遠されがちです。

このような態度を取ると、周囲の人は常にその人の機嫌を伺うようになります。

「今話しかけても大丈夫かな?」「機嫌が悪そうだからやめておこう」などと気を遣わせてしまい、結果として人が寄りつかなくなるのです。

だからこそ、常に一定の態度を保つことが大切です。

2. 話を中途半端に聞く

人が集まる人は、相手の話を全力で聞いています。

例えば、誰かが「ちょっといいですか?」と話しかけたとき、きちんと相手に体を向け、笑顔で「なに?」と応じる

そして、作業を止めて話をしっかり聞く。これができる人には、人が集まります。

一方で、パソコン作業をしながら「どうした?」と聞いたり、相手が話し始めた途端に「それね」と途中で口を挟んでしまう人もいます。

話の2~3割しか聞かずに結論を急ぐ人は、周囲から「この人には話しても無駄だ」と思われてしまうのです。

だからこそ、最後までしっかり話を聞くことを心がけましょう。

3. 虚勢を張る

これは非常に重要なポイントです。上司としての威厳を保とうとするあまり、自分を大きく見せようとする人がいます。

例えば、実際以上に自分を良く見せようと誇張したり、明らかに自分のミスなのに謝らなかったりする人です。

「俺は間違っていない」という態度を貫いてしまうと、周囲の人は信頼を失い、離れていきます。

人が集まる人は、自分のミスを素直に認め、虚勢を張ることなく、誠実に振る舞う人です。正直でいることが、信頼を築くうえで何よりも大切なのです。

4. 感謝を口にしない

最後に、「ありがとう」の言葉と笑顔が大切です。

単に「ありがとう」と言うだけでなく、笑顔を添えることで、より相手に感謝の気持ちが伝わります。

しかし、中には「部下に笑顔を見せる必要はない」「お客さん相手ならともかく、社内でそこまでしなくてもいい」と考える人もいます。

しかし、人と人との関係性においては、社内であっても感謝を伝えることが大切なのです。

感謝の気持ちをしっかり伝え、笑顔で接することで、人は自然と集まるようになります。

まとめ

人が集まる人の特徴は、以下の4つです。

  • 常に一定の態度を保つ
  • 全力で話を聞く(作業を止め、最後まで聞いてから回答する)
  • 虚勢を張らず、嘘をつかない
  • 笑顔と感謝の言葉を忘れない

この4つを意識するだけで、あなたの周りには自然と人が集まるようになるでしょう。

(本記事は『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者、西原亮氏が特別に書き下ろしたものです)