私自身も新しい情報を得たい時は、まずYouTubeをチェックすることが多いです。
しかし、動画の情報は断片的になりがちという側面もあります。
一般的に、人は1分間に約300字程度の情報しか理解できません。20分の動画でも、伝えられる情報量は6000字程度です。
一方、書籍の場合は、ジャンルにもよりますが、1冊あたり約10万字の情報を詰め込むことができます。つまり、1本の動画だけで、投資について体系的に学ぶことは、難しいと言えるでしょう。もしも動画で全ての情報を網羅しようとすると、約3時間半もの長編動画になってしまいます。
これでは、作る側も大変ですし、見る側も疲れてしまいますよね……。
動画は、投資の入り口として気軽に触れるには最適なコンテンツです。しかし、より深く、体系的に学びたいという場合は、やはり書籍の方が適しています。
普段、YouTubeなどで投資の勉強をしているという人も、ぜひ1度、書籍を読んで知識を深めてみてはいかがでしょうか?きっと、新しい発見があるはずです。
時代を超える「名著」には
基本的なノウハウが詰まっている
「投資の世界は変化が激しいから、本は役に立たないのでは?」
こう思う人もいるかもしれません。全くそんなことはなく、長期投資の基本原則は、時代を超えても変わりません。
名著には、時代を超えて使える本質的なノウハウが詰まっています。時の洗礼を受けてもなお、長年にわたり売れ続けていることが、その証と言えるでしょう。
短期投資は現在の市況が関係するので別として、長期投資の基本は、今も昔も変わりません。
もちろん、最新の制度や税制など、新しい情報は、最近の本で補う必要があります。しかし、投資の根幹をなす理論や哲学を学ぶには、名著から学ぶのが1番の近道です。
投資で成功するには、知識の「量」よりも「質」が重要です。まずは、投資の名著を1冊、じっくりと読んでみてください。投資の理解が深まり、自分の中でブレない軸ができるはずです。