
人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)
クイズ
同僚との雑談で親の仕事の話になった。「実家は米農家をやっている」と話したら、「このところの米の値上がりでウハウハじゃないの」と、誤解まみれの暴言を吐かれた。
「そんなわけあるか!」と思ったが、何も知らないヤツに農家の実情を詳しく説明するのも虚しい。せめて自分の発言の失礼さを悟らせたいが、どう返せばいいか?
(B)「ウハウハだと思うなら、ウチの両親の代わりに米を育ててみれば」
(C)「だったらいいんだけどね。たぶん、値上がりしてもまだ赤字だよ
正解は……
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B
△ (A)「冗談だとは思うけど、農家の息子としてはまったく笑えないな」
◎ (B)「ウハウハだと思うなら、ウチの両親の代わりに米を育ててみれば」
× (C)「だったらいいんだけどね。たぶん、値上がりしてもまだ赤字だよ」
解説
都会育ちで農家とも地方とも縁がない人の中には、こういう誤解をしている人もいるかもしれません。両親の長年の苦労を知っている身としては、きちんと言い返しておきたいところ。適当に愛想笑いして流したら、あとで間違いなく自己嫌悪に苛まれます。
ここは、Bぐらいの毅然とした態度で明確に不快感を示さないと、相手は自分がマズイことを言ったと気付かないでしょう。Aでも不快感は伝わりますが、ちょっと手ぬるいかも。Cだと「またまたー、ごまかしちゃって」ぐらいに思われそうです。
ただ、この同僚が自分の暴言を素直に反省して、謝ってくれる可能性はまずありません。たとえ気まずい関係になったとしても、言わなければいけない場面はあります。
