【常見の解説】
業界のルールを変えることの模索を応援したい
一方で、業界内のマインドセットは以前と変わらず、プロレス業界の中で閉じていると三富は見ている。実際、前回のこの記事も、プロレス関係者からは完全にスルーされた。過去に、三富をビジネス文脈で取り上げた記事もそうだ。これも業界の内向き志向といえよう。
プロレスファン以外のファンを取りに行く姿勢、客単価を上げる取り組みなどはもっと注目されていいはずだ。型破りな公演を行う一方、そこには地道な努力がある。プロレスのプロデューサーという、日本に存在していそうで、実はほぼない仕事を自らつくろうとしている姿勢にも共感した。
一方、その模索の苦悩、葛藤を吐露してくれたことにも感謝している。また、会社員時代にもっと学んでおけばよかったという話も。何かを作ること、変えることは簡単ではない。その模索を応援したい。
