米企業がテクノロジー人材を採用する際、人工知能(AI)を扱えるかと質問することが増えている。今年に入って米国で掲載されたIT職の求人のうち、AIスキルを求めるものが約4分の1を占めたことが、求人データから分かる。国内のほぼ全業種の企業が、AIを採り入れることを念頭に置いて人材採用の方法を調整している。AIの開発と導入に多額の投資をしている巨大テックの大半が含まれる「情報」分野では、1月に掲載されたIT職のうちAI関連が36%と最も高い割合を占めた。銀行やコンサルティング会社といった「金融」および「専門サービス」の企業も、AIアルゴリズムやAIモデルを使えるか構築できるテクノロジー人材を探している。