断定系は「小さな約束」。
言葉が未来を引き寄せる

 すると不思議なことに、3度目は東京から大阪に向かう便で、4度目は福岡から東京に向かう便で、その方とお会いする「奇跡」が訪れたのです(毎回、非常口座席に座られていました)。

 3度目のとき、お客様は「約束がかないましたね」と喜んでくださいました。お客様は、私のフライトスケジュールを知るよしもありませんから、奇跡的な偶然が、何度も重なったことになります。

 言葉が、人に夢を与えることがあります。私は、お客様の確信を込めた「断定的な表現」が、未来を引き寄せたような気がします。

 私とお客様がフライトをともにする(それも4回も!)確率がどれほどのものかはわかりませんが、そのわずかな確率を「言葉の力」で引き寄せたのです。

 あなたは、「言葉の力」で、未来を引き寄せていますか?

 私がCAになれたのも「言葉の力」が働いたからだと思います。

 私はCAの試験に7回も落ちましたが、当時の私は「絶対にCAになれる」という根拠のない自信を持っていました。

 物心ついたときから、「それ以外の道はない」と信じていて、私はいつも「私は絶対にCAになります」と、友達、先生、家族に断言していました。

「なりたい」でも「なれたらいいな」でもなく、「なります」と

 また、私の友人は、お付き合いしている人がいたわけでもないのに「1年以内に結婚する」と断言し、言葉のとおりに結婚しました。