誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で元気が湧き出る言葉』(ダイヤモンド社)など、33万部突破シリーズの原点となった『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになる!
精神

精神的に不安定になるわ。
人の視線が気になる、身体症状が気になる、
嫌なニュースが他人事と思えなくなるなど。
無意識にやってたことが無意識にできなくなる。
視点をなるべく自分から離れたところに
持っていくのがいいわ。
自分より周りの世界に目を向ける。
自分ばかりを見つめすぎない
私たちはつい、自分の心や体の状態に意識を向けすぎてしまうことがあります。もちろん自己理解や内省は大切なことですが、行き過ぎると、心のバランスを崩してしまうこともあります。
「人からどう見られているか」が気になったり、「この違和感は病気かも」と身体の些細な変化に過敏になったり。さらには、社会のネガティブなニュースにまで過度に心を乱されてしまうこともあるのです。
「無意識」を取り戻すために
不安が強くなると、本来なら自然にできていたことがぎこちなくなってしまいます。
呼吸、歩行、会話など、普段は無意識でやっていたことが、意識的な「作業」になってしまい、結果としてますます不安や緊張が高まるという悪循環に陥ります。
視点を外に向けるという習慣
こんなときこそ、意識の矢印を自分から外に向けることが大切です。周囲の景色、音、他人の表情や言葉に注意を向けてみましょう。
「自分はどう見られているか」ではなく、「相手は何を感じているか」と考えることが、心を整えるきっかけになります。
人生を前向きに歩むヒント
自己啓発の視点で言えば、内面にこだわりすぎることは、成長を止めてしまうことにもなりかねません。
外の世界に目を向けることは、視野を広げ、人生をより豊かにする第一歩です。自分という小さな枠から一歩外へ出て、大きな世界とつながる感覚を大切にしてみましょう。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。