「上司とオンラインでモンハンしたい!」→Z世代の新入社員は会社を何だと思っているのか?写真はイメージです Photo:PIXTA 

人事、採用、マネジメントをはじめ、人間関係の困りごとをどう解決する連載第4回。今回は4月に入社した「Z世代の若者」にクローズアップ。どのように接したらいいか戸惑う上司や先輩世代に向け、かれらの頭の中はどうなっているのかを人事や採用分野に詳しいコンサルタントである人材研究所の安藤健氏が詳しく解説する。(人材研究所ディレクター 安藤 健、構成/ライター 奥田由意)

Z世代が理想とする
チーム、上司、同僚像とは?

 4月から新しく仲間に加わったZ世代の若手たち。彼らと一緒に働くにあたり、どう接すればいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。手始めにこんなデータをご紹介しましょう。実は、Z世代の若者たちには明確な理想像があるのです。

 彼らに「理想のチーム」「理想の上司」「理想の先輩・同僚」について聞いたところ、以下のような回答が得られました。まず理想のチームは「フラットで全員が遠慮せずに発言できる」環境。Z世代はヒエラルキーよりも対等な関係性を重視しています。

 理想の上司としては、「仕事上だけでなく人生のメンターになってくれる人」「的確なフィードバックをくれる人」という成長志向の要望が目立ちました。また「威圧的ではなく考えを伝えやすい人」とも回答しています。同期や先輩・後輩との関係性については「友人のように、プライベートでも遊べる存在」を望む声が多くなっています。