高学歴になることの本当のメリット
――高学歴になると、ほかにはどんなメリットがあるのでしょうか。
びーやま:まずわかりやすい例だと「学歴」で差別されることがなくなります。
もはや説明する必要はないと思いますが、世の中には「学歴フィルター」なるものがありますが、それらを簡単にクリアできるのは大きなメリットと言えるでしょう。
――たしかに有名企業などへの就職を希望するのであれば、学歴フィルターをクリアできるかどうかは重要ですが、そうでない場合も学歴は役に立つのでしょうか。
びーやま:役に立ちます。むしろ学歴フィルターをクリアできることは、あくまで副次的な効果でしかありません。
高学歴になることの最大のメリットはこれからの日本を担っていく人がたくさんいる環境に身を置けることです。
人はどんな環境でどんな人たちといるかによって意識が変わります。将来的にさまざまなジャンルで活躍していきそうな人材がたくさんいる場所に身を置くことで、自分も大きく成長することができるのは間違いありません。
実際に、僕も田舎の公立高校から早稲田大学に入学しましたが、大学に入って一番驚いたのは、名門大学には優秀な人が山のようにいるということでした。それまでの自分は井の中の蛙だったということを思い知りましたし、自分も負けないように努力を続けたいと強く感じました。
基本的に偏差値が高い大学に行けば行くほど、刺激を受けやすい環境は整っています。自分よりすごい同級生や先生たちに囲まれて過ごす4年間は高学歴ならではの特権と言えるのではないでしょうか。
加えて、社会に出たあとも、そういった人たちとは同級生でいられるわけですから、業界や領域をまたいでいい情報交換ができたりすることもあるでしょう。慶應の『三田会』や早稲田の『稲門会』などがまさにそれです。自分がその人脈を使うかどうかはさておき、「使うという選択肢」を持っておけるのは大きなアドバンテージだと僕は思います。