米国と中国は12日、今後さらなる貿易交渉を続ける間、互いの製品に対する関税の大半を停止することで合意したと発表した。米国は、中国製品に対する「相互」関税を125%から10%に引き下げると発表。また、中国は米国製品に対する関税を125%から10%に引き下げると述べた。フェンタニルなどに関連する米国の関税は据え置きとなる。両国は、「経済・貿易関係に関する協議を継続するためのメカニズムを確立する」と述べた。今回の発表は、世界最大の経済大国である2国間の貿易をめぐる緊張緩和を目的とした、スイスでの2日間にわたる協議を締めくくるもの。ドナルド・トランプ米大統領は2期目をスタートさせて以来、中国製品に145%の関税をかける一方、中国政府は米国からの輸入品に125%の関税をかけて反撃してきた。その結果、2国間の貿易は減少、米国ではインフレ圧力が高まる一方、中国の成長を支える輸出エンジンが脅かされている。
米中、互いの製品への関税の大半を一時停止で合意
有料会員限定
あなたにおすすめ