あなたは「3K上司」になっていないか?
理想の上司になるための糸口を探せ
いつの時代も上司は部下との関係に悩むもの。特に女性社員に対しては「本音がわからない」と苦手意識を持ち、悩んでいる男性も多いはずだ。今回も、「バリバリ女子」に話を聞き、「理想の上司」になるための糸口を探していきたい。
まずは、スマートマネー研究所がこんなデータを発表したので紹介しよう。調査結果によると、女性若手社員が嫌いな上司の特徴として挙げたのは、「お金にこまかい、人として軽い、清潔感がない」の3点だったという。これらの「ケチ、軽率、汚い」の頭文字をとって、「3K上司」とネーミングしている。
「ケチ」については、「自分から誘っておきながら、食事や飲み会の会計がまさかのワリカン」に62.9%の女性が嫌悪感を覚えており、男性の37.1%を大きく上回っている。
また、「常にお金がない(小遣いが少ない)アピールをしている」「部下や後輩にお遣いに行かせた挙げ句、お釣りを細かく確認する」に加え、「軽率」の項目でも「どうみても浮気・不倫している」「口が軽い・うわさ話が好き」という上司の言動について、男性より女性のほうが「嫌だ」と思っているそうだ。
というか、そもそもこの調査では、3Kにおける他の全ての項目について、女性のほうが手厳しい意見を持っていることが判明している。「ケチ」や「軽率」については、本連載の第1回と第2回でも指摘している通りであろう。
それでは、3つ目のK(汚い)については、どのような意見が出ているのだろうか。外見への指摘は精神的なダメージが大きいため、ついつい目を伏せたくなってしまいがちだが、ここではあえて彼女たちの意見に耳を傾けてみよう。