太陽光発電で
固定費削減&売電収入も
耐震性と耐久性が高ければ、太陽光発電の規模も大きくできます。その分、発電量が増えるので光熱費の削減と売電による収入増が期待できるのです。また、国産の太陽光パネルは、30年以上経過しても出力低下が10%程度の実績があり、最終的に発電量の心配もないといえるでしょう。
事例の家は太陽光発電を充実させたいから屋根を大きくしたわけではありません。片流れの形状はデザイン性に富んでおり、大屋根にすることで家の安定感も生まれます。さらに、屋根と外壁にはガルバリウム鋼板(アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板)という建材を使用しており、エントランス部分の外壁に使用した木の板ともよく合います。
この建材は防水性が高く、耐久性を高める役割も担っています。つまり、家の性能、設備の機能性、デザインをトータルでコーディネートした設計なのです。
話を戻しますが、太陽光発電による光熱費の削減と売電収入は、長期間で見るととても大きな数字になります。次の表は、各種保証期間が25年の太陽光発電を設置した場合の費用対効果を示した例です。差し引きの収支を見て驚くことでしょう。太陽光発電を設置することで家の初期費用がプラスになっても、コスパがよい投資というわけです。
なお保証期間がこれより短いものでもこれに近い収支が出ます。また、保証期間が短いけれど電気代をより最適化したものも出てきています。シミュレーションをしたうえで選択することを重ねてお伝えします。

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