
東大生たちは、勉強だけでなく資産運用や自己投資にも力を入れている。教科書をメルカリで買ったり、スマホで語学を勉強したりするなどして、お金をかけずに学び、浮いたお金を海外旅行やNISAなどの自己投資に回しているのだ。目先のことではなく、先を見据えた東大生の生き方に迫る。※本稿は、さんきゅう倉田『元国税局職員で現役東大生芸人が頭のいい人たちから学んだ ひとり暮らしのお金大全』(KADOKAWA)の一部を抜粋・編集したものです。
裕福そうな東大生でも節約生活
仕送り勢は意外と少なかった
いま、ぼくは東大生になっています。だからといって、東大生の全容を把握できているわけではありませんが、なんとなくのイメージは掴めています。同級生やサークルの仲間たちとそれなりにはコミュニケーションをとっているからです。
ぼくが高校卒業後に入った最初の大学は日大でした。私立と国立の違い、あるいは時代の違いがあるかもしれませんが当時の日大生に比べれば、現在の東大生のほうが経済的には余裕のない生活をしている印象があります。
しかし、東大生の家庭の世帯年収は全国平均より高いといわれています。
東大生の家庭の40%以上の世帯年収は1000万円を超えるという調査結果が出されたこともありました。それでも余裕のある仕送りをもらっている学生はそれほど多くありません。
キャンパスがある駒場や本郷でワンルームマンションを借りれば10万円くらいします。