家賃が高いため、最近はシェアハウスに住む学生が増えています。本郷キャンパス付近のシェアハウスの場合、1人あたりの家賃は3万円くらいです。
家賃は1万円しないけれど“生活環境がハード”といわれる三鷹寮=三鷹国際学生宿舎に住んでいる学生もいます。
三鷹は大学から離れていますが、学生にとっては交通費も節約ポイントです。
歩ける範囲であればできるだけ歩くようにしていたり、電動キックボードのシェアリングサービスを使っていたりする学生もいます。
教科書代を節約するため、古本屋やメルカリで探している学生もいます。
授業ごとに教科書があり、けっこうな価格の専門書もあるので、すべての教科書を揃えればかなりの額になります。違法性のないPDFファイルを無料ダウンロードできるケースもあります。
節約はしていても、アルバイトにかける時間が短いのは、勉強が忙しいからです。
一点豪華主義のようなことを何かしているかと聞くと、「勉強するときにカフェを使うことがある」、「パソコンはスペックの高いものにしている」といった回答がありました。
安く行って深く学ぶ
東大式・世界の歩き方
周りを見ていて驚くのは、夏休みに海外に行く比率がとても高いことです。
みんなに確認しているわけではありませんが、5割くらいの友人が行っています。アメリカやフランス、ドイツに行く人も多いけれど、東南アジアやアフリカなどに行く人もいます。
一般的に学生が海外旅行をする場合、語学トレーニングを目的にしていることも少なくないはずです。東大では、自分が学びたい分野を考えて国や地域を選んでいる学生が目立ちます。
大学生の海外旅行の基本は、安く長く滞在することです。
英語にしても第二外国語にしても、語学スクールに通うことはなく、独学で、お金をかけずにやっている学生が多いのも特徴です。
スマホに「Duolingo(デュオリンゴ)」のアプリを入れている人も多い。40以上の言語をクイズ式などのゲーム感覚で学べる仕組みになっていて、ぼくもスマホに入れています。無課金でも十分役立ちます。
大学や企業のワークショップに積極的に参加する学生も増えています。
起業系の講座が人気のようです。
ワークショップのほとんどは無料です。
海外の大学が無料公開している講座も受けられます。