GMARCHグループの序列マップは?
各大学の学部ごとのキャンパス事情はよく確認しておこう。明治、青学、法政の理工学部は郊外にキャンパスがある。中央は逆に文系のほとんどが郊外の多摩キャンパスで、法・理工が都心のど真ん中にある。
また、GMARCHではないが、理系に関しては、ほぼGMARCHに近いレベルと言っていい芝浦工大の2キャンパスはどちらも都市部。全学部が同じキャンパス内にある学習院の存在は何気に貴重だ。
このグループの中では明治と芝浦工大が「学年割れ」のある大学。ただ、明治の和泉・駿河台両キャンパスは、どちらも都心に近く、デメリットはあまりない。中央大学はずいぶん前から都心回帰が話題に上ってきたが、いざ動き始めたかと思ったら移転したのは法学部のみ。それほど大きな恩恵を受けることにはならなかった。
GMARCHは、中学受験を含む受験界では、「せめてGMARCHに届く進路を」といった、特に親の要望が強くなっている。この背景にあるのは、「GMARCH以上であれば、就職で学歴フィルターのふるいにかけられまい」という「安心」を求める心理だ。実際にそのような面はありうる。
だが、「GMARCH以上の大学に入れば幸福」とは言えない。人生はさほど単純なものではなく、人の幸福感には人の数だけ種類がある。

*このマップは大まかな目安です。同じ学部であっても学科や専攻によって事情は異なります。詳細は各大学別のページを熟読して。
*縦軸の「エライ」は入試偏差値による序列とほぼ同じですが、「100%同じではない」ところを読み取ってください。
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